日本バプテスト連盟とは

宗教法人日本バプテスト連盟は、日本全国300あまりの加盟教会・伝道所を包括するキリスト教プロテスタントの伝道協力団体です。加盟する一つひとつの教会は、それぞれ自主・独立していますが、互いに祈り合い、協力し、励まし合って、ひとつの教会だけでは出来ない「協力伝道」を推進しています。「自立と協力」を大切に、バプテスト教会の教会形成と「協力伝道」に取り組んでいます。

日本バプテスト連盟の主な活動と組織

日本バプテスト連盟の主な活動は以下のとおりです。

  • 総会の実施
  • 宗教法人事務
  • 不動産管理
  • 教役者退職金制度・福利厚生
  • 回転資金貸付
  • 国内伝道(各種支援、地方連合など国内協力団体との協力・協働)
  • 国際宣教(宣教師等派遣、パートナーシップ伝道、海外団体との協力)
  • 人材養成(各種研修、伝道者養成、神学校への支援と協働)
  • 出版関連(機関紙『バプテスト』、協力伝道カレンダー、『聖書教育』『新生讃美歌』)
  • 特別委員会(靖国神社問題、公害問題、日韓・在日連帯、部落問題、ホームレス支援、性差別問題、障がい者と教会)
  • ハラスメント対策・相談

具体的には以下のような組織構成で、各活動を行っています。

機構図

総 会 総会は連盟の協力伝道の方針や具体的な計画を協議するための最高の意思決定機関です。総会に出席し、審議に参加することは、主体的に連盟に加盟した教会の大切な役割です。選挙で選出される役職は諸教会から候補者を挙げます。総会の議決、選挙の投票においては、1教会が1票の平等な議決権を有します。
監 事 監事の働きは、総会で決議された事項が適切に執行されているかを監査する業務監査と連盟の財産管理・会計処理状況を監査する会計監査があり、理事会に陪席します。主任監事は総会で選出された2名の互選で選ばれます。
理事会 包括宗教法人としての責任役員会です。総会で決議された事項を執行するための意思決定を行います。総会の選挙によって選出された理事10名に加えて、理事会の推薦によって総会で選出された常務理事、財務理事各1名、合わせて12名で構成されています。理事長、副理事長は理事10名の互選で選ばれます。
常務理事
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理事会から付託された業務を行い、連盟事務所業務全般を統括します。諸教会・伝道所の課題や要望を受け、牧師人事の紹介や課題となる事案に対応します。
常設委員会
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理事会から付託された業務にあたります。現在、総務委員会、財政委員会、地域協働委員会、研修委員会、ハラスメント対策委員会が設けられています。
特別委員会
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総会決議に基づき、またその他必要ある場合、理事会は特別委員会を設置します。特別委員会は、理事会から付託された業務にあたります。現在、回転資金委員会、資料保存・管理委員会、伝道者養成に関する委員会、また宣教の課題に取り組む 障がい者と教会委員会、靖国神社問題特別委員会、公害問題特別委員会、日韓・在日連帯特別委員会、部落問題特別委員会、ホームレス支援特別委員会、性差別問題特別委員会が設けられています。
臨時委員会 特定の課題に対応するために、理事会によって臨時、または短期間設置される委員会です。臨時委員会は、課題について検討し、付託された業務を行います。
事務所
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事務所は常務理事のもと、連盟定期総会及び理事会で決議された事項を執行します。事務所には、常務理事室、宣教室、総務室が設けられ、様々な協力伝道に関わる働きを担当します。
宣教研究所(2027年度から事務所内組織に改組)
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宣教研究所は、今日的課題を見据えた宣教研究、情報発信、牧師の継続研修をしています。

常設・特別委員会の詳細はこちら

具体的な「協力伝道」の取り組み

日本バプテスト連盟の中心的な活動である「協力伝道」の取り組みには以下のものがあります。
ひとつの教会だけでは担えない課題や協働することでより豊かになる活動を、教会同士が祈りで支え合いながら担い合っています。「共に協力して伝道すること」が、「各加盟教会の伝道に全体が協力すること」につながると信じています。連盟事務所はその活動を支えています。

伝道協力

1.国内伝道(教会支援・研修)

各教会の伝道活動や教会形成のために、経済的な支援をする制度があります。たとえば伝道プログラム支援、教会特別支援(牧師給への支援)、不動産取得支援、講師派遣支援等です。そして、現在、日本バプテスト連盟では、一方向的な経済的支援制度よりもむしろ、各教会が支え合う協働を旨にした、ヒト・モノ・コトを互いに支援し協働を喜び合う制度を整えています。

世界宣教

2.国際宣教(国外派遣・多文化多民族共生・災害支援)

日本バプテスト連盟は、世界バプテスト連盟(BWA)、アジア・太平洋バプテスト連合(APBF)に加盟し、世界・アジア諸国のバプテストとの協働や災害支援を通して国際協力を行っています。
インドネシアに宣教師を、ルワンダに国際ミッション・ボランティアを派遣し、キリストを証ししています。また韓国、タイとも宣教協約を結び、個別に協力しています。
それに加え、「国外か国内か」と境界を設ける考え方を改め、双方を含んで行き来する「国際」という視点を取り入れることとしました。様々な文化的民族的背景を持つ方々との礼拝や、多文化多民族共生の教会形成を支える取り組みを始めています。

イエス様と弟子

3.人を育む働き

バプテストの教会は信徒が担う教会を目指しています。日本バプテスト連盟は、牧師だけではなく信徒が学ぶ機会を提供し、全年齢層で共に育ち合うことを支えています。
子どもを対象とするキャンプを主催する女性連合(協力団体)に協力します。ユース向けの全国ユースキャンプを、各地方連合と協力して開催しています。また全国青年大会実行委員会に協力をしています。
バプテストの教会は牧師職をも重視する群れです。専従して教会の働きを担う献身者の育成と牧師の継続研修にも、各教会、伝道者養成に関する委員会、各神学校、宣教研究所、関連委員会、全国壮年会連合(協力団体)と連携して取り組んでいます。

日本バプテスト連盟の沿革

連盟結成時 穂北伝道所(高鍋)夏期学校 1969年5月11日・靖国神社国家護持反対宗教者大会(東京山手教会)、渋谷駅頭デモ 連盟事務所の変遷 東日本大震災支援 『新生讃美歌』奉献礼拝(青山学院大学ガウチャーホール)

日本バプテスト連盟(以下、連盟と略)は1947年4月3日に、その歩みを始めました。
連盟の前史は、1889年に遡ります。同年、米国南部バプテスト連盟(以下、SBCと略)国外伝道局より派遣された二組の宣教師による、九州を中心とした伝道が始まりました。そして、1903年からSBCの流れをくむ教会のグループ(協力伝道体)づくりが始まり、1918年に日本バプテスト西部組合(以下、西部組合と略)が結成されました。
西部組合は1941年、国策により日本基督教団に合同し、アジア太平洋戦争における国家総動員による戦争協力体制を担いました。
敗戦後の1947年4月、SBCのE.B.ドージャー宣教師の呼びかけにより旧西部組合と関係の深い16の教会が福岡・西南学院教会に集まりました。これらの教会は、伝道方針・教会運営方法・礼典理解等の違いから、日本基督教団を離脱したのでした。こうして結成された連盟は、「全日本にキリストの光を」のスローガンを掲げました。
SBCは多くの宣教師を日本に派遣し、連盟に連なる教会を増やすために多額の献金を送ります。連盟はこれらの祈りと人的・物的・経済的支援を受け、SBCの伝道方策に学び、国内外の伝道活動を積極的に展開していきました。主たる牧師養成機関は西南学院大学神学部です。現在、県庁所在地を中心に280以上の教会が連盟に加盟しています。これまでに、ブラジル、インドネシア、タイ、シンガポール、カンボジアに宣教師を、ルワンダに国際ミッション・ボランティアを派遣しています。なお、1955年当時米軍占領下にあった沖縄を「国外」と位置づけ宣教師を派遣したことに対しては、悔い改めを持って「沖縄『国外』伝道に関する総括」を総会で採択しました。連盟は世界バプテスト連盟とアジア太平洋バプテスト連合に加盟し、災害支援などの責任を果たしています。
1960年代から1970年代にかけて、西南神学部や各加盟教会の中から教会の存在意義や宣教の内実を問う声が上がりました。ベトナム戦争に関するSBCの見解がその背景にあります。この時期に連盟は、社会における様々な問題に取り組むことがキリスト信仰にとって重要であることを認識し、靖国神社問題特別委員会などの委員会活動を始めます。そしてSBCからの経済的支援に頼らない協力伝道体活動を目指し、1976年に経常費自給化を達成しました。経済的自立と共に、1979年に「信仰宣言」の改訂を通してSBCからの精神的自立も果たします。その後1988年「戦争責任に関する信仰宣言」、2002年「平和に関する信仰的宣言」を総会で採択し、信仰的立場を主体的に表明してきました。
1987年、連盟は都内新宿の旧連盟事務所の土地を処分し、基金を設定しました。それは、教役者年金制度を充実させ、改めて積極的な伝道に取り組むためでした。この基金に基づいて1995年、牧師の継続研修・宣教論の研究と発信を担う「宣教研究所」を開設しました。
連盟は阪神淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011)などの大規模災害に際して、加盟教会の協力のもと被災地支援活動を行っています。また連盟は他派に先駆けて、2006年「セクシュアル・ハラスメント防止・相談委員会」を設置しています(現在ハラスメント対策委員会に)。
連盟は、結成70数年の中で最も抜本的と言われる機構改革(2023年)を行いました。きっかけは財政課題に対する対応でしたが、この機構改革をめぐって、より根本的な課題に気づかされています。それはバプテストが発生当初から主張してきた「信教(内心)の自由」という人権の根幹にかかわる課題です。神に創造された一人ひとりの多様なあり方を大切にする福音伝道に取り組みながら、「多様な声の響き合う、新たな自立と協力」をスローガンに掲げて、各加盟教会が主体となる協力伝道体として今連盟は新しい歩みを始めています。

団体概要

名称 宗教法人 日本バプテスト連盟
創立 1947年4月3日(連盟結成)/1953年5月28日(宗教法人設立)
加盟教会 286教会 22伝道所(2026年6月)※加盟申請中教会1教会を含む
詳細は全国の教会一覧をご覧ください
責任役員
(理事会・2025~2026年度)
理事長:松本素代美 副理事長:城倉 啓 常務理事:中田義直 財務理事:北村愼二
理 事:安藤正 奥谷恭子 加来国生 杉山いずみ 田坂元彦 富田直美 内藤崇 本山大輔
事務所 日本バプテスト連盟事務所
〒336-0017 埼玉県さいたま市南区南浦和1-2-4
日本バプテスト連盟会館[アクセスlocation_on
TEL. 048-883-1091 / FAX. 048-883-1092
受付時間:月~金曜日(祝日・休業日を除く)9:00-17:00
連盟関係事業体
  • 学校法人西南学院
  • 学校法人西南女学院
  • 一般財団法人日本バプテスト連盟医療団
連盟関係神学校等
  • 西南学院大学神学部・大学院神学研究科神学専攻
  • 東京バプテスト神学校
  • 九州バプテスト神学校
  • 北海道バプテスト研修センター
連盟関係団体
  • 連合
    • 北海道バプテスト連合
    • 東北バプテスト連合
    • バプテスト連盟北関東地方連合
    • 東京地方バプテスト連合
    • 神奈川バプテスト連合
    • 西関東地方バプテスト連合
    • 中部地方バプテスト連合
    • バプテスト連盟関西地方教会連合
    • 中国・四国バプテスト教会連合
    • バプテスト北九州地方連合
    • 福岡地方バプテスト連合
    • 西九州地方連合
    • 日本バプテスト南九州地方連合
  • 日本バプテスト女性連合
  • 日本バプテスト連盟全国壮年会連合
  • 全国青年大会実行委員会
  • 日本バプテスト教役者会
  • 女性牧師・主事の会
  • 日本バプテスト保育連盟
  • 日本バプテストろう伝道委員会
  • 日本バプテスト社会福祉事業団体連絡協議会
友好団体
  • 日本バプテスト同盟
  • 沖縄バプテスト連盟
  • 日本バプテスト宣教団
加盟団体・協力団体〔国内〕
  • 日本キリスト教連合会(日キ連)
  • 日本キリスト教協議会(NCC)
  • 同和問題にとりくむ宗教教団連帯 会議(同宗連)
  • 部落問題に取り組むキリスト教連帯会議(部キ連)
  • 外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)
  • マイノリティ宣教センター(CMIM)
  • キリスト者平和ネット(平和ネット)
  • 難民移住労働者問題キリスト教連絡会(難キ連)
  • 公益財団法人全国教誨師連盟
加盟団体・協力団体〔海外〕
  • Baptist World Alliance (BWA)
  • Asia Pacific Baptist Federation (APBF)
  • Cooperative Baptist Fellowship
  • 韓国バプテスト連盟
  • タイバプテスト連盟
  • インドネシア・バプテスト教会連合
  • シンガポール・バプテスト連盟
  • シンガポール国際日本語教会(IJCS)
  • 基督教韓国浸礼海外宣教会日本支部
  • 米国南部バプテスト日本語教会連盟
  • ルワンダプロテスタント大学(PUR)